第四インターナショナル(読み)だいよんインターナショナル

百科事典マイペディア 「第四インターナショナル」の意味・わかりやすい解説

第四インターナショナル【だいよんインターナショナル】

1938年トロツキー中心パリ結成。彼の永久革命論とソ連国家論を基底として,スターリン指導下に入っていた第三インターナショナル(コミンテルン)に代わって世界革命を指導する新しい国際組織をめざしたが,米国ラテンアメリカなどを中心とする勢力は小さく,分裂を繰り返している。
→関連項目インターナショナル(政治)トロツキズム

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の第四インターナショナルの言及

【トロツキズム】より

…だから,一方で官僚政府の打倒をいいながら,対外的脅威,資本主義国からの侵略の危険に対しては,ソ連国家の無条件防衛を主張することにもなったのである。 実践運動としてのトロツキズムは,第四インターナショナル運動と同義である。トロツキーがコミンテルン(第三インターナショナル)からの決別を宣言して以来,各国の支持者の間で新組織結成の動きがすすめられたが,ついに1938年9月30日,パリで第四インターナショナル創立総会が10ヵ国とラテン・アメリカ代表ら30名の参加を得て,開かれた。…

※「第四インターナショナル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android