第四区(読み)だいよんく

日本歴史地名大系 「第四区」の解説

第四区
だいよんく

伏見町の南端に位置する地域で、伏見浜の水運によって発展した地域。大手おおて筋より南で、宇治うじ川を南限としつつも一部むかい島にまで及び、東は堀内ほりうち村、西は毛利治部もうりじぶ村及び三栖みす村に接す。

江戸時代の町組では南組の本町組の一部と、北組の両替町筋組、坪井組の各一部、及び南組の南古屋組・新町筋組・京橋島組・材木組・三栖組に所属。明治元年(一八六八)一二月、一番組・六番組・九番組の一部、一三番組・一四番組・一七番組となり、同五年五月、一番組が伏見第一四区、六番組が第一五区、九番組が第一一区、一三番組と一七番組が合併されて第一六区、一四番組が第一三区と改称、同七年八月に合併して第四区が誕生したが、この時は同元年一二月に第一六番組とされた六地蔵一五ヵ町をも含めたので、総町数八一ヵ町の最大区となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報