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第5の次元 だい5のじげん/だいごのじげん fifth dimension

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知恵蔵2015の解説

第5の次元

私たちは、縦、横、高さの空間次元と1つの時間次元からなる4次元時空の世界にいる。だが、実はほかにも余(剰)次元があるという考え方が、素粒子論や宇宙論のさまざまな局面で有望視されるようになってきた。『ワープする宇宙』(NHK出版)を書いた米国の物理学者リサ・ランドールらの理論は、この世界で、重力がほかの力に比べて格段に弱いことの理由を「5番目の次元」に求める。私たちの4次元世界と、隣にある別の4次元世界に挟まれた5次元のすき間が大きくゆがんでいるために重力の濃淡ができて、こちらの世界では重力が弱まっているという。5番目の次元があることを示す粒子は、2008年に運転が始まる予定の欧州合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の実験で見つかるかもしれないと期待されている。余次元の源流は1920年代のカルツァ・クライン理論にあり、最近では超ひも理論などでも、その存在が想定されている。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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