笹久保新田(読み)ささくぼしんでん

日本歴史地名大系 「笹久保新田」の解説

笹久保新田
ささくぼしんでん

[現在地名]岩槻市笹久保新田

笹久保村から分離独立した村で、同村の西に位置し、南は綾瀬川で限られる。宝暦六年(一七五六)まで岩槻藩領、以後幕府領。田園簿や貞享三年(一六八六)の岩槻藩領郷村高帳では笹久保村に含まれているが、延宝八年(一六八〇)の岩付領内村名石高家数人数寄帳(吉田家文書)では一村として扱われており、元禄郷帳にも独立村として載る。同寄帳によると高四〇九石余、家数三三(本百姓一八・水呑一五)、人数二一八、岩槻藩の地方支配は下郷しもごう筋に所属。宝永期(一七〇四―一一)の岩槻藩五ヵ筋村高帳では高四〇九石余、うち四〇石は名主・組頭高引、地方支配は平林寺へいりんじ筋に所属。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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