笹平鉄山跡(読み)ささだいらてつざんあと

日本歴史地名大系 「笹平鉄山跡」の解説

笹平鉄山跡
ささだいらてつざんあと

[現在地名]岩泉町上有芸

江戸時代、有芸うげい村の南境にある真峰まみね山から田代たしろ村笹平(現宮古市)に続く笹平山とよばれた尾根に開かれた鉄山。開山は享保一一年(一七二六)で、野田代官所鉄山始(中村文書)によれば盛岡さかな町六右衛門、穴沢あなざわ村兵治良、宮古町権兵衛、岩泉村孫助、大工万十郎を山師に取立てている。その後、濁水によって漁業に被害が及んだため一時休山となるが、宝暦二年(一七五二)打続く凶作に対処するために隣接三ヵ村惣百姓が共同経営を願出ている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む