笹目原村(読み)ささめばらむら

日本歴史地名大系 「笹目原村」の解説

笹目原村
ささめばらむら

[現在地名]弥栄村三里みさと

横谷よこたに村の東に位置し、郷帳類では長安ながやす村に含まれた。中世永安ながやす別符のうちで、嘉暦元年(一三二六)一二月一〇日の石見永安別符以下地頭職分文(吉川家文書)に「狩倉拾ケ所内半分」の一つとして佐々目山がみえ当地に比定される。佐々目山は永安兼員の所領に属し、領主の狩猟区域である狩倉に設定されていた。また年末詳一〇月二二日の吉川元長書状(同文書)にも「佐々目」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android