筍貝(読み)タケノコガイ

デジタル大辞泉 「筍貝」の意味・読み・例文・類語

たけのこ‐がい〔‐がひ〕【×筍貝】

シチクガイ科の巻き貝。四国以南の浅海の砂底にすむ。貝殻は細長い円錐形。殻表は黄白色で各縲層らそう茶褐色斑点が2列ずつある。

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精選版 日本国語大辞典 「筍貝」の意味・読み・例文・類語

たけのこ‐がい‥がひ【筍貝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. タケノコガイ科の巻き貝。紀伊半島以南の暖海に分布し、潮下帯下部から水深約三〇メートルの砂底に潜ってすむ。細長い円錐形で殻長約一五センチメートル。螺層は約二〇階。殻は堅く、淡黄色の地に二列の黒褐色の方形紋が並び美しい。形が筍に似ているのでこの名がある。貝細工の材料にする。〔物品識名(1809)〕
  3. タケノコガイ科に属する巻き貝の総称。タケノコガイ、リュウキュウタケ、ベニタケなど日本周辺に約九〇種産し、熱帯地方に多い。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「筍貝」の解説

筍貝 (タケノコガイ)

学名Terebra subulata
動物。タケノコガイ科の巻き貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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