精選版 日本国語大辞典 「筎」の意味・読み・例文・類語 のみ【筎・𦀌・衣𦀌・袽】 〘 名詞 〙① 船材の接合部の浸水を防ぐ充填材の古語。槇の木の皮で作った縄を用いる。槇皮(まきはだ)。のめ。〔観智院本名義抄(1241)〕② 和船の船底に設けた注排水用の穴に差し込み、必要に応じてぬきはずしする栓。[初出の実例]「舩の底を二所えり貫て、のみを差し」(出典:太平記(14C後)三三)③ 液体をためたり抜いたりするため、容器にはめ込む栓。のみくち。[初出の実例]「浴しはててのみをぬいて水をみぞえ流いたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一三) のめ【筎・𦀌・袽・衣𦀌】 〘 名詞 〙 =のみ(筎)〔十巻本和名抄(934頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例