日本歴史地名大系 「筑波大宝記」の解説 筑波大宝記つくばだいほうき 一冊 小宮山楓軒編成立 天保三年分類 地誌写本 国会図書館解説 天保三年一一月一二日に小宮山楓軒は友人・下僕各一名と連立ち筑波山、大宝八幡宮(現下妻市)参詣の途に出た。本書は楓軒によって記された道中記ともいえる。水戸、笠間、稲田(現笠間市)、雨引山、加波山、真壁、大宝、筑波山へと道をとりつつ、古歌と絵図六葉を載せながら名跡を紹介している。また地名考証をしたり、「筑波山縁起」、「常陸名蹟考 同和哥集」(田造道雄考輯)を引用したりして、楓軒の博学に基づく地誌となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by