筒江村(読み)つつえむら

日本歴史地名大系 「筒江村」の解説

筒江村
つつえむら

[現在地名]和田山町筒江

寺内てらうち村の東、金梨かなし山の北麓にある。正保(一六四四―四八)頃の国絵図に村名がみえ、高三九四石余。幕府領として推移したと考えられる。宝暦七年(一七五七)の但馬国高一紙では高三九五石余。厳島いつくしま神社が鎮座。かつて境内社として伝弘法大師作の弁財天を祀っていたが、大同二年(八〇七)空中を飛行して下総国布施ふせ(現千葉県柏市)降臨、関東三弁天の一として栄えたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android