精選版 日本国語大辞典 「筬・筦」の意味・読み・例文・類語
おさ をさ【筬・筦】
〘名〙
① 機織(はたおり)の付属具の一つ。薄い竹片を櫛形に列ねて作り、長方形の框(わく)に入れたもの。最近は鋼鉄や真鍮製の針金で作ったものを用いる。経(たていと)をその目に通して整え、緯(よこいと)を通すたびにこれを圧して、布の織り目を密にするために用いる。
② 矢の容器の箙(えびら)や空穂(うつほ)の名所(などころ)。鏃(やじり)を差し込むための細長い板をつらねた簀子(すのこ)をいう。
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