算用無(読み)さんようなし

精選版 日本国語大辞典 「算用無」の意味・読み・例文・類語

さんよう‐なし【算用無】

  1. 〘 名詞 〙 金銭出入り帳簿計算などを行なわないこと。金銭の収支に関して無計画でいきあたりばったりなこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「筭用(サンヨウ)なし打込置て、帳〆(ちゃうじめ)にて合(あはせ)る人は、手前うすくなる物ぞかし」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む