管理区域(読み)かんりくいき(英語表記)controlled area

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「管理区域」の意味・わかりやすい解説

管理区域
かんりくいき
controlled area

放射線障害を効果的に防止するために,一般の環境と区切って重点的に放射線防護のための管理を行なうために指定する区域をいう。体外からの放射線による被ばく量については週当たり 0.3mSv (ミリシーベルト) ,放射性物質の空気中および物の表面密度についてはその核種に応じて法令で定められた値を超えるおそれのある場所がこれに指定される。その内部および周辺では放射線の量が常に監視されている。一般環境と管理区域との境界は一般の人がみだりに立ち入らないようにさくなどを設け,そこには標識を取り付けることとされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android