節を遂ぐ(読み)せつをとぐ

精選版 日本国語大辞典 「節を遂ぐ」の意味・読み・例文・類語

せつ【節】 を 遂(と)

  1. 責任・義務を果たす。目的を果たす。自己の信ずる考え、行動などを貫き通す。
    1. [初出の実例]「自思、不冥護、寧遂得皇美之節乎」(出典:中臣祓訓解(12C後))
    2. 「当村遂其節之由所見也」(出典:上杉家文書‐文保三年(1319)六月一六日・鎮西探題御教書)
  2. ( 「節」は一季 ) 寺院特定役職などについて、節を単位とする任期を完了する。
    1. [初出の実例]「大小職事守先事書、以公儀補之、固可二節、於節未満之仁者、不名字於床歴矣」(出典:円覚寺文書‐文和三年(1354)九月二二日・大小禅刹規式条々)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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