篠田鉱造(読み)シノダ コウゾウ

20世紀日本人名事典 「篠田鉱造」の解説

篠田 鉱造
シノダ コウゾウ

明治〜昭和期の幕末・明治風俗研究家,俳人,新聞記者



生年
明治4年12月6日(1872年)

没年
昭和40(1965)年3月18日

出生地
東京・赤坂

別名
俳号=胡蝶庵

経歴
明治28年報知新聞社に入り村井弦斎指導を受けながら記者活動。33年読者のための安信部を設けた。古老実話を聞き書きした「夏夜物語」を35年7月26日から連載、さらに「秋夜物語」を連載し、38年この二つの物語を「幕末百話」として刊行、昭和4年増補版を出した。5年退社して文筆に専念した。俳句をよくし胡蝶庵と号した。著書に「明治百話」「幕末明治女百話」「銀座百話」「明治新聞綺談」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「篠田鉱造」の解説

篠田鉱造 しのだ-こうぞう

1872*-1965 明治-昭和時代の新聞記者,風俗研究家。
明治4年12月6日生まれ。28年報知新聞社にはいり,村井弦斎の指導をうける。新聞に連載した古老からの聞き書きを38年「幕末百話」と題して刊行。昭和5年退社後は文筆に専念した。ほかに「明治百話」など。昭和40年3月18日死去。93歳。東京出身。号は胡蝶庵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「篠田鉱造」の解説

篠田 鉱造 (しのだ こうぞう)

生年月日:1871年12月6日
明治時代-昭和時代の新聞記者;風俗研究家
1965年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android