日本歴史地名大系 「篠間・篠間郷」の解説 篠間・篠間郷ささま・ささまごう 静岡県:榛原郡川根町笹間村篠間・篠間郷現在の川根町笹間上(ささまかみ)・笹間下および島田市笹間下辺りに所在した中世の郷。現本川根(ほんかわね)町の智者山(ちしややま)神社が所蔵する康永三年(一三四四)四月一五日の棟札銘に「篠間」とみえ、徳山(とくやま)の智者山神社宮殿造営棟上げに際し当地の左近允が絹を寄進している。天文一六年(一五四七)九月二五日の道音年貢書出(岡埜谷文書)によれば、今川家奉行人と思われる瑞光院道音は篠間郷上河内(かみごうち)村の五郎衛門(のちの岡埜谷五郎右衛門尉)に対し、上河内村分の年貢三貫四三三文余を毎年滞りなく納所するよう命じている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by