簀立(読み)すだて

精選版 日本国語大辞典 「簀立」の意味・読み・例文・類語

す‐だて【簀立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すたて」とも )
  2. 定置漁法一つ水中に木や竹の簀を立てめぐらして、中にはいった魚類をとるもの。簀を迷路状にかきめぐらして、魚類が迷い込みやすく、逃げ出しにくくした複雑な構造のもので、水深の浅い、波の静かな湖沼内湾で行なわれる。
  3. 円筒形の竹かごをみそ、しょうゆのもろみの中に立てて、編み目から中にはいった液を取ったもの。調味料として用いる。〔運歩色葉(1548)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「簀立」の意味・わかりやすい解説

簀立
すだて

水深の浅い場所に,竹や木または簀を連ねて迷路をつくり,魚類が逃げられないように工夫した漁法の一つ。河川,湖沼,内湾などによくみられ,レジャーとして企業化されているものが多い。

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