普及版 字通 「簍」の読み・字形・画数・意味
簍
17画
[字訓] たけかご
[説文解字]
[字形] 形声
声符は婁(ろう)。婁は女の髪を結いあげて、すきまのみえる形。そのように組みあげた竹籠をいう。〔説文〕五上に「竹籠(たけかご)なり」、〔方言、十三〕に「簍は(きよ)なり。(まるかご)の小なる、南楚にては之れを簍と謂ふ」とあり、小さなまるかごをいう。〔玉〕に「車弓の籠なり」とは、ほろの骨組みである。
[訓義]
1. たけかご、小さいまるい竹かご。
2. 車のほろのほね。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕簍 クルマアクコナリ
[熟語]
簍筐▶・簍子▶・簍籔▶
[下接語]
魚簍
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報