籠入(読み)かごいり

精選版 日本国語大辞典 「籠入」の意味・読み・例文・類語

かご‐いり【籠入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 籠にはいること。籠にはいっていること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「薔薇(ばら)の花を刺繍(ぬひ)にした籃入(カゴイリ)ピンクッションも其儘であった」(出典明暗(1916)〈夏目漱石〉七〇)
  3. ( ━する )( 遊女を籠の鳥というところから ) 遊女となって、郭(くるわ)にはいること。遊女になること。
    1. [初出の実例]「今年の春よりむめ川といふ新町の女郎、籠入してより久しい事じゃが」(出典:浮世草子・御入部伽羅女(1710)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む