籠入(読み)かごいり

精選版 日本国語大辞典 「籠入」の意味・読み・例文・類語

かご‐いり【籠入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 籠にはいること。籠にはいっていること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「薔薇(ばら)の花を刺繍(ぬひ)にした籃入(カゴイリ)ピンクッションも其儘であった」(出典明暗(1916)〈夏目漱石〉七〇)
  3. ( ━する )( 遊女を籠の鳥というところから ) 遊女となって、郭(くるわ)にはいること。遊女になること。
    1. [初出の実例]「今年の春よりむめ川といふ新町の女郎、籠入してより久しい事じゃが」(出典:浮世草子・御入部伽羅女(1710)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む