籠入(読み)かごいり

精選版 日本国語大辞典 「籠入」の意味・読み・例文・類語

かご‐いり【籠入】

〘名〙
① 籠にはいること。籠にはいっていること。また、そのもの。
明暗(1916)〈夏目漱石〉七〇「薔薇(ばら)の花を刺繍(ぬひ)にした籃入(カゴイリ)ピンクッションも其儘であった」
② (━する)(遊女を籠の鳥というところから) 遊女となって、郭(くるわ)にはいること。遊女になること。
浮世草子・御入部伽羅女(1710)一〇「今年の春よりむめ川といふ新町の女郎、籠入してより久しい事じゃが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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