米国と尖閣諸島

共同通信ニュース用語解説 「米国と尖閣諸島」の解説

米国と尖閣諸島

尖閣諸島を含む沖縄は1952年発効のサンフランシスコ講和条約に基づき、米国の統治下に置かれた。この際に米国は、これらの領土に日本の「潜在主権」を認めた。72年の沖縄の本土復帰に伴い、米国は沖縄で行使していた施政権を日本に返還したが、尖閣の領有権に関しては、日中台の対立背景に「当事者間で解決すべき問題」とした。現在のバイデン政権を含め米国は、日本の施政権下にある尖閣を対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象とするが、領有権に関しては中立政策を維持している。(共同)

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