潜在主権(読み)せんざいしゅけん

精選版 日本国語大辞典「潜在主権」の解説

せんざい‐しゅけん【潜在主権】

〘名〙 (residual sovereignty訳語) 第二次世界大戦後、アメリカ合衆国信託統治のもとにおかれていた沖縄県と小笠原諸島に対して、日本が潜在的に持つとされていた領土の最終処分権。一九五一年九月、サンフランシスコ平和会議で、アメリカのダレス全権が述べたことば。小笠原諸島は六六年、沖縄県は七二年に日本に復帰し、完全な主権が回復された。残存主権

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の潜在主権の言及

【残存主権】より

…対日平和条約署名のためのサンフランシスコ会議で,アメリカの全権J.F.ダレスが,沖縄・小笠原について,アメリカは平和条約3条によって統治権をもつが,日本はなおresidual sovereigntyをもつと述べたため,注目された。〈潜在主権〉ともいうが,潜在する主権が将来顕在するというより,むしろ日本に残された主権という意味であるから,〈残存主権〉と訳すほうが適切である。ダレス自身もこの概念を明らかにしなかったが,主権から統治権を除いた権利すなわち地域の処分権が,その内容である。…

※「潜在主権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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