米米(読み)こめごめ

精選版 日本国語大辞典 「米米」の意味・読み・例文・類語

こめ‐ごめ【米米】

  1. 〘 名詞 〙 植物「いぬつげ(犬黄楊)」「こごめうつぎ(小米空木)」などの異名
    1. [初出の実例]「秋ふかき山の夕霧こめこめにおのれも色やまつかはるらん〈藤原為家〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二九)

米米の補助注記

挙例の「夫木‐二九」は、どの植物を詠んだか判然としない。いずれの植物も、花が米粒のように小さかったり細かかったりするところからつけられた名称と考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android