犬黄楊(読み)イヌツゲ

精選版 日本国語大辞典 「犬黄楊」の意味・読み・例文・類語

いぬ‐つげ【犬黄楊・柞木】

  1. 〘 名詞 〙 モチノキ科の常緑低木または小高木。各地の山地や湿地に生え、庭木ともされる。高さ一・五~三メートル。葉は互生して枝に密につき、長さ一・五~三センチメートルの長楕円形または楕円形で、縁に細かい鋸歯(きょし)がある。雌雄異株で、夏、白い花が咲き、秋、黒い球形の実がつく。材は版木ツゲ代用品として小器具などを作る。
    1. [初出の実例]「同じ草木の中にも、犬槇(いぬまき)、犬黄楊(イヌツゲ)、或は猿すべりなどと言はれし、只今皆畜生道にかはる事なし」(出典御伽草子草木太平記(有朋堂文庫所収)(江戸初))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「犬黄楊」の解説

犬黄楊 (イヌツゲ)

学名Ilex crenata
植物。モチノキ科の常緑低木・小高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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