日本歴史地名大系 「粕毛川」の解説 粕毛川かすげがわ 秋田県:山本郡藤里町粕毛村粕毛川青森県境の二(ふた)ッ森・雁森(がんもり)岳・小(こ)岳から流出し、三蓋(みかさ)沢・善知鳥(うとう)沢・下(くだ)り沢・小東又(こひがしまた)沢・冷水(ひやみず)沢・東又沢などを集めて、粕毛の南で藤琴(ふじこと)川に注ぐ。全長四三キロ。中流の素波里(すばり)付近は東岸が切り立つ岩壁で、菅江真澄も「岩ごとにそばだちて高う、淵は、さをにふかけれど水の心はしずかなれば、みなそこのくまなう見やられて清し。尚行ばいや迫し。桃の源にたづねいたりつらんおもひもおしはかられたる」(しげき山本)と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by