藤里町(読み)ふじさとまち

日本歴史地名大系 「藤里町」の解説

藤里町
ふじさとまち

面積:二八二・三二平方キロ

山本郡の北部にあり、北は青森県中津軽郡、東は北秋田郡田代町・鷹巣たかのす町、南は山本郡二ッ井町、西は八森はちもり町・峰浜村・能代市に接する。二ッ井町荷上場にあげばで国道七号と分れ、藤琴ふじこと川に沿って北上すると、荷上場から約四キロで藤里町の南端矢坂やさかに達し、矢坂から約四キロで粕毛かすげに至り、藤琴川を渡ると藤里町の中心部に達する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「藤里町」の意味・わかりやすい解説

藤里〔町〕
ふじさと

秋田県北部,米代川の支流藤琴川,粕毛川 (かすげがわ) の流域にある町。北は青森県に接し,白神山地の南麓,鷹巣盆地の北部を占める。 1955年藤琴村と粕毛村が合体して藤里村となり,1963年町制。町域の大部分林野で,林業が盛ん。ブドウマルメロの栽培も行なわれる。粕毛川はアユ産地。藤琴川の上流域には湯ノ沢温泉,中流域には太良峡 (だいらきょう) がある。素波里峡 (すばりきょう) ,藤里峡など景勝地が多く,秋田白神県立自然公園に属する。面積 282.13km2。人口 2896(2020)。

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