粗脂肪

栄養・生化学辞典 「粗脂肪」の解説

粗脂肪

 食品飼料の脂溶性物質のことで,成分を表示するため,一定方法で食品や飼料を抽出したものを定義する.通常は乾燥試料エーテルで抽出し,抽出可能な全量を抽出し,乾燥して重量を測定して粗脂肪とする.しかし,試料により,この方法を適用することが不適当な場合は他の方法が規定されている.トリアシルグリセロールほかに,ろう,脂溶性色素その他が含まれる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android