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ろう ろう wax

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ろう
ろう
wax

脂肪酸と高級一価アルコール類とのエステル。ろうはその性状から固体ろう,液体ろう,また出所により動物ろう,植物ろうに区別される。ろうは水に不溶,クロロホルム,熱アルコールに可溶であるが,脂肪よりも加水分解を受けにくく,安定であり,空気中で変質しにくく,細菌にも侵されない。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ろう[助動]

[助動][〇|〇|ろう|ろう|〇|〇]《推量の助動詞「らむ」の音変化》活用語の終止形・連体形に付く。推量の意を表す。…だろう。
「さぞほねこそをれるらうとおもうて」〈虎清狂・鏡男〉
[補説]主に室町時代に用いられた。「ろ」となることもある。

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栄養・生化学辞典の解説

ろう

 化学物質としては脂肪酸高級アルコールのエステルで常温で固形状のものをいうが,より広く類似の物性を示すもの,例えば炭化水素,高級アルコール,合成高分子化合物などもろう,ワックスとよばれることがある.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

ろう

( 助動 ) ( ○ ・○ ・らう ・らう ・○ ・○ )
〔推量の助動詞「らむ」の転。中世語〕
活用語の終止形(ラ変活用には連体形)に付いて、推量の意を表す。…だろう。完了の助動詞「つ」に付いた「つらう」、推量の助動詞「うず」に付いた「うずらう」などの形で用いられることが多い。 「今サライカナルオン目ニカアワセラレウズラウト言ウテ泣クトコロデ/天草本平家 1

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ろう
ろう / 蝋
wax

一価アルコール(ときには二価アルコール)の脂肪酸エステルで、ワックスともいう。しかし名称では、習慣上、この化学的な区別に準拠しないものがある。たとえば、抹香鯨油(まっこうげいゆ)は脂肪油ではなくて液体ろうであり、木ろうはろうではなくて脂肪である。ろうは、液体ろう、動物性固体ろう、植物性固体ろうに分類される。[福住一雄]

液体ろう

液体ろうは少数で、抹香鯨油、槌鯨(つちくじら)油はこれに属する。
 抹香鯨油は、マッコウクジラの頭蓋(とうがい)中の脂肪様物質を冷却して析出する固体(鯨(げい)ろうという)を除去して得られる液体ろうである。セチルアルコールおよびオレイルアルコールの脂肪酸エステルが主成分。酸敗しにくく、温度変化による粘度変化が小さく、精密機械の潤滑油として用いられる。また、けん化して得る高級アルコールは合成洗剤の原料となる。槌鯨油の性状、用途は抹香鯨油と似ている。しかしオレイルアルコールの含有量が多く、70%以上に達する。[福住一雄]

動物性固体ろう

鯨ろう、みつろう、イボタろう、羊毛脂などがある。
 鯨ろうは、抹香鯨油およびツチクジラの脳油を冷却して得た析出物を分離して採取する固体ろうである。みつろうは、ミツバチの巣から蜂蜜(はちみつ)を採取した残渣(ざんさ)を加温圧搾あるいは溶剤抽出して得られる暗赤色あるいは暗褐色固体である。
 イボタろうは、イボタノキの寄生虫イボタロウムシが分泌する黄色を帯びた白色固体物質である。融点80~83℃。主成分はセロチン酸セリル。つや出し料などに使用される。羊毛脂は、原毛の精練液に無機酸を添加して得る粘着性物質である。精製したものをラノリンと称する。[福住一雄]

植物性固体ろう

植物の幹、葉、果皮などの表面に広く分布しているが、量は少ない。カーナバろう、モンタンろうなどがある。
 カーナバろうは、ブラジルに産するカーナバ樹(ロウヤシ)の葉の上に析出する帯黄緑色のろうである。もっとも固いろうとして知られている。不けん化物55%程度。主成分は炭素数26~34のアルコールおよび脂肪酸からなるろうエステルである。その硬度を利用して、つや出し料やラッカーなどに用いられる。モンタンろうは、褐炭から得られる黒色のろうである。つや出し料として用いられる。[福住一雄]

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