精工(読み)セイコウ

デジタル大辞泉 「精工」の意味・読み・例文・類語

せい‐こう【精工】

[名・形動]細工がこまかく、たくみなこと。また、そのさま。
「貝細工巧に鳥獣を形し、…当今の―と為す」〈服部誠一・東京新繁昌記

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精選版 日本国語大辞典 「精工」の意味・読み・例文・類語

せい‐こう【精工】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) きめこまやかな細工。また、細工がこまかくたくみなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「二菅詩精工整密、力量相等。難兄弟」(出典日本詩史(1771)一)
    2. 「諸工の造り出す所の者を見に、古代の物は精工にして、今の物は粗悪なり」(出典:価原(1773))
    3. [その他の文献]〔後漢書‐蔡倫伝〕

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