精管炎(読み)せいかんえん(その他表記)Deferentitis

家庭医学館 「精管炎」の解説

せいかんえん【精管炎 Deferentitis】

[どんな病気か]
 精管炎は、精管だけがおかされることは非常にまれで、たいてい副睾丸炎(ふくこうがんえん)(「急性副睾丸炎(急性精巣上体炎)」)、前立腺炎(ぜんりつせんえん)(「急性前立腺炎」)、精嚢炎(せいのうえん)(「精嚢炎」)とともにおこります。精管炎をおこすと、睾丸から下腹にのびる精管、精索(せいさく)全体が太くかたく触れるようになります。
 急性精管炎では、足のつけ根の鼠径部(そけいぶ)から下腹部に痛みが広がり、虫垂炎(ちゅうすいえん)と区別がつきにくいこともあります。
 結核菌(けっかくきん)が感染したものでは、精管が数珠玉(じゅずだま)状にかたくなるのが特徴です。
 治療は、副睾丸炎と同じです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む