数珠玉(読み)ジュズダマ

  • ▽数▽珠玉
  • ずずだま

デジタル大辞泉の解説

数珠に作る。ずずだま。
イネ科の多年草。水辺に生え、高さ約1メートル。葉は細長く縁がざらつく。初秋、葉の付け根に雌花と雄花の穂を出す。実は緑色から黒色に変わる。唐麦。つしだま。じゅずこ。ずずこ。ずずだま。 秋》「―や野川ここより北へ急(せ)く/波郷
《「すすだま」「すずだま」とも》「じゅずだま(数珠玉)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 糸で貫いて数珠をつくる玉。ずずだま。
※浮世草子・世間胸算用(1692)一「八朔の雀は数珠玉につなぎ捨られ」
② イネ科の多年草。各地の原野などに生えるが、熱帯アジア原産で、日本でも古くから栽培されていたと考えられている。稈は叢生して高さ一メートル以上になる。葉は長さ三〇~六〇センチメートルの剣状で下部は鞘(さや)となって茎を包む。夏から秋にかけ、葉腋(ようえき)に花穂を生じ、上部に雌花穂、下部に雄花穂をつける。果実は灰白色となり長さ約一センチメートルの卵形で堅く、数珠をつくる。漢名は薏苡、回回米で、川穀は誤用という。つしだま。たまずし。つす。ずずだま。ずずご。じゅずご。とうむぎ。《季・秋》
※玉塵抄(1563)一一「薏苡はここらに数珠だまのことぞ」
〘名〙 (「すすだま」「すずだま」とも)
① =じゅずだま(数珠玉)①〔日葡辞書(1603‐04)〕
② =じゅずだま(数珠玉)②〔黒本本節用集(室町)〕

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世界大百科事典内の数珠玉の言及

【数珠】より

…また称名念仏の流行,多数作善業(たすうさぜんごう)の盛行は寸暇を惜しんでの念仏や真言念誦の回数を誇るようになり,常時身に持つ法具として僧俗を問わずなれ親しむものとなるにいたった。 数珠玉の材料には,菩提樹・木槵樹(むくろじ)・多羅樹(たらじゆ)・ハスなどの植物の種子,ビャクダン・コクタンなどの香木,金・銀・銅・赤銅・鉄などの金属,水晶・真珠・サンゴ・メノウ・瑠璃(ガラス)などの玉石や貝・骨・きば・ジュズダマなどが用いられている。これらの玉を連ねる個数は108珠がもっとも普遍的であり,他に経典の説くところによれば1080珠,54珠,42珠,27珠,21珠,14珠の計7種があり,また融通念仏宗では36珠,禅宗では18珠のものも用いられており,これ以外の個数のものも存し,それぞれの個数は仏教的な意義づけにもとづいている。…

【ジュズダマ】より

…東南アジア原産の大型のイネ科の草本(イラスト)。その光沢のある実で数珠を作るから数珠玉の名がある。熱帯では数年生きるが,温帯では一年草。…

【ビーズ】より

…糸通し穴のついた小さな飾り玉。数珠玉,南京(ナンキン)玉ともいう。ビーズの語源は〈祈り〉で,祈禱の回数をロザリオの玉で数えることに由来する。…

※「数珠玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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