糟尾(読み)カスオ

デジタル大辞泉 「糟尾」の意味・読み・例文・類語

かす‐お〔‐を〕【×糟尾】

白髪のまじった髪。ごましお頭。
「(斎藤別当ハ)白髪の―なりしぞ」〈平家一一
かすり模様のある矢羽。かすぼ。

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精選版 日本国語大辞典 「糟尾」の意味・読み・例文・類語

かす‐お‥を【糟尾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白髪のまじった毛髪頒白半白
    1. [初出の実例]「義仲が上野(かうづけ)へこえたりし時、をさな目に見しかば、しらがのかすをなりしぞ」(出典平家物語(13C前)七)
  3. (かすり)の模様のある矢羽(やばね)。かすぼ。〔桂川地蔵記(1416頃)〕

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