糸巻の太刀(読み)イトマキノタチ

デジタル大辞泉 「糸巻の太刀」の意味・読み・例文・類語

いとまき‐の‐たち【糸巻の太刀】

つかと、鞘口さやぐちから帯取り二の足金物あたりまでを平組の糸で巻いた太刀

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精選版 日本国語大辞典 「糸巻の太刀」の意味・読み・例文・類語

いとまき【糸巻】 の 太刀(たち)

  1. 柄鞘(つかざや)全体組糸で巻きつめた拵(こしら)えの太刀。
  2. 太刀の柄(つか)および鞘(さや)の渡巻(わたりまき)を組糸で巻いたもの。近世は進物用、奉納用の拵えとなった。いとまき。
    1. <a href=糸巻の太刀" />
      糸巻の太刀
    2. [初出の実例]「絲巻御太刀被下也」(出典康富記‐康正元年(1455)八月一日)

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