コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

糸巻(き) イトマキ

2件 の用語解説(糸巻(き)の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いと‐まき【糸巻(き)】

糸を巻いておくこと。また、そのための道具。
釣り糸を巻き収める道具。
三味線などの弦楽器の棹(さお)の上部にある、糸を巻きつけるねじ。転手(てんじゅ)。
江戸時代、女性の髪の結い方の一。髪を櫛(くし)などに巻いてとめる。多く舞子・遊芸の師匠などが結った。
紋所の名。1をかたどったもの。
糸巻の太刀」の略。
糸枠(いとわく)の形をとった茶道具の総称。糸巻き棚・糸巻き煙草盆・糸巻きふた置きなど。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

糸巻
いとまき

裁縫用具の一つで、縫い糸を巻いておくもの。かつては、和裁用の縫い糸は綛(かせ)巻きしたものを購入し、各家庭で糸巻に巻き取って使用した。しかし今日では、木綿縫い糸としつけ糸の一部を除いたもの、絹糸、合繊縫い糸などは、糸巻に巻いて市販されている。糸巻は幅5センチメートル、長さ7センチメートル、厚さ0.2センチメートルぐらいのボール紙(カード)を分銅(ふんどう)形に、左右をくびれた形に切ったもので、糸端を引っかけて始末できるように、端に切り目がついている。大正時代ごろまでは木製が使われたが、昭和になってセルロイド製も多くつくられた。ミシン糸は木製またはプラスチック製の管巻(くだまき)に巻かれていて、中央にあいた穴をミシンにさして用いる。外国でも裁縫用の糸巻は古くから用いられており、中国漢代の金属性の針筒兼用のもの、朝鮮高麗(こうらい)の彫金製のもの、李(り)朝の木彫製、牛角製のものなど装飾的なものがある。[岡野和子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

糸巻(き)の関連キーワードボビン貯蔵弦巻保留予備渦巻留置き筈巻

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone