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糸桜 イトザクラ

とっさの日本語便利帳の解説

糸桜

葉に先だって直径二cmほどの花を枝一面につける。しだれ桜の別名。
半日の雨より長し糸桜\松尾芭蕉
桜は万葉仮名で「佐久良」と書く。漢字に意訳すると「狭座」で、狭い山中の岩場で咲く花ということ。山桜から命名されたものであろう。古代、山中の岩場は人々の奥津城(おくつき。墓場)であった。梶井基次郎が「桜の樹の下には屍体が埋まっている!(略)何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか」(『桜の樹の下には』)といったのも、ゆえなしとしない。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

大辞林 第三版の解説

いとざくら【糸桜】

シダレザクラの異名。 [季] 春。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版の解説

糸桜 (イトザクラ)

植物。バラ科の落葉高木。シダレザクラの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典内の糸桜の言及

【サクラ(桜)】より

…日本一大きいといわれる山梨県武川村の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)をはじめ,山形県伊佐沢の久保桜,岐阜県根尾谷(ねおだに)の薄墨桜(うすずみざくら),巨岩を割って生えている岩手県盛岡市の石割桜(いしわりざくら)などはいずれもエドヒガンの大木で,天然記念物になっているものが多い。エドヒガン系の糸桜も同じころ枝をやさしく垂れさげて,淡紅白色一重の花を開く。福島県三春町の三春滝桜(みはるたきざくら)は糸桜の巨木として古くから知られており,京都市の平安神宮,東京都の神代植物公園などにある八重紅枝垂(やえべにしだれ)は紅色,八重の美しい花が咲く。…

※「糸桜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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