紀州漆器(読み)きしゅうしっき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「紀州漆器」の解説

紀州漆器[漆工]
きしゅうしっき

近畿地方、和歌山県の地域ブランド。
和歌山市海南市・海草郡紀美野町で製作されている。紀州塗の起源は、室町時代に紀州木地師がつくった渋地椀の黒江塗、13世紀後半に根来寺の僧が寺の什器に使用した根来塗などにある。江戸時代には紀州藩の保護を受け、豊富な檜材を背景に日用漆器産地として発展した。昭和期になると天竜塗り・錦光塗・シルク塗りなど変り塗が考案された。1978(昭和53)年2月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「紀州漆器」の解説

紀州漆器

和歌山県海南市、和歌山市、海草郡紀美野町で生産される漆器。海南市の黒江地区が中心で黒江塗とも呼ばれていた。国指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む