日本歴史地名大系 「紅梅町」の解説 紅梅町こうばいちよう 大阪府:大阪市北区紅梅町[現在地名]北区紅梅町明治六年(一八七三)成立した町で、松(まつ)ヶ枝(え)町の西にある。江戸時代は大坂城に付属した破損並材木奉行付手代、いわゆる破損同心一八名の住居地で(大阪市史)、東は天満(てんま)郷河内(かわち)町の筋、西は同大工(だいく)町の筋の西側を含み、北は天満東寺(てんまひがしてら)町、南は天満溝之側(てんまみぞのかわ)筋に囲まれた地域であった。大阪天満宮の裏門筋にあたり、同宮祭神菅原道真が愛した紅梅にちなんで町名を付けた(同書)。当町の空地に享和三年(一八〇三)には新家があり(同書)、文化三年(一八〇六)増修改正摂州大阪地図にも新家がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by