紅顔の美少年(読み)こうがんのびしょうねん

故事成語を知る辞典 「紅顔の美少年」の解説

紅顔の美少年

若々しく生き生きとした、美しい少年のこと。

[使用例] 際立って立派な紅顔の美少年でありながら、己惚うぬぼれらしい、態度がないのにお玉は気が附いて、何とはなしに懐かしい人柄だと思いめた[森鷗外*雁|1911~13]

[由来] 七世紀の中国、唐王朝の時代の詩人りゅうの「はくとうを悲しむおきなに代わる」という詩の一節によって、広く知られるようになった表現。ある年老いた人物のことを、「この白髪頭老人は本当にかわいそうだが、『れ昔、紅顔の美少年(これでも昔は、血色のいい美少年だったのだ)』」とうたい、年月が早く過ぎ去ってしまうことを嘆いています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

関連語 己惚

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む