紅顔の美少年(読み)こうがんのびしょうねん

故事成語を知る辞典 「紅顔の美少年」の解説

紅顔の美少年

若々しく生き生きとした、美しい少年のこと。

[使用例] 際立って立派な紅顔の美少年でありながら、己惚うぬぼれらしい、態度がないのにお玉は気が附いて、何とはなしに懐かしい人柄だと思いめた[森鷗外*雁|1911~13]

[由来] 七世紀の中国、唐王朝の時代の詩人りゅうの「はくとうを悲しむおきなに代わる」という詩の一節によって、広く知られるようになった表現。ある年老いた人物のことを、「この白髪頭老人は本当にかわいそうだが、『れ昔、紅顔の美少年(これでも昔は、血色のいい美少年だったのだ)』」とうたい、年月が早く過ぎ去ってしまうことを嘆いています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

関連語 己惚

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む