納富進(読み)ノウトミ ススム

20世紀日本人名事典 「納富進」の解説

納富 進
ノウトミ ススム

昭和期の洋画家



生年
明治44(1911)年5月12日

没年
昭和51(1976)年2月25日

出生地
佐賀県

別名
筆名=浮立亭

学歴〔年〕
文化学院美術部〔昭和10年〕卒

主な受賞名〔年〕
文展岡田賞(第5回)〔昭和17年〕「往還」,一水会賞〔昭和18年〕,日展文部大臣賞(改組第1回)〔昭和44年〕「竜王峠」

経歴
昭和14年まで母校石井柏亭教室で助手。在学中二科展初入選。一水会、文展に出品、16年新文展初入選。岡田賞、一水会賞受賞後、文展無鑑査。戦後佐賀に帰り日展、一水会展に出品。36年一水会常任委員、41年日展評議員、42年奈良芸術短大教授。作品に「往還」「竜王峠」「雪景」「切通し教会」などがあり、随筆集に「浮立亭随筆」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「納富進」の解説

納富進 のうどみ-すすむ

1911-1976 昭和時代の洋画家。
明治44年5月12日生まれ。昭和4年上京し,文化学院で石井柏亭,有島生馬らの指導をうける。一水会展などに出品し,44年日展で「竜王峠」が文部大臣賞。風景画を得意とした。42年奈良芸術短大教授。昭和51年2月25日死去。64歳。佐賀県出身。筆名は浮立亭。作品に「往還」「雪景」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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