…これは,寺院の後戸(うしろど)や寝殿の塗籠(ぬりごめ)に霊威ある神仏をまつったり聖なる秘所とする信仰と系譜を同じくするものといえる。また,納戸婆や座敷童子(ざしきわらし)といった妖怪の存在や,平戸や生月の隠れキリシタンが掛絵などの崇敬物を納戸にまつり,〈納戸神〉と呼んでいる例,さらに東北地方の家の神であるオシラサマ(おしら信仰),オコナイサマ,オタナサマなどとも,納戸神の信仰は深層の部分で関連しているように思われる。【飯島 吉晴】。…
※「納戸婆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...