納枡(読み)おさめます

日本大百科全書(ニッポニカ) 「納枡」の意味・わかりやすい解説

納枡
おさめます

中世において荘園(しょうえん)領主などが、年貢米を収納するために使用した枡。各荘園単位で使用されたため荘枡(しょうます)(庄斗)ともよばれた。中世社会では、量制が無統制であったため多様な枡が発生したが、納枡のほか、領主が一定基準に計量し直す領主枡、領主米の支払いに使用する下行枡(げぎょうます)の3種が一般的であった。容積は3種のうちで最大であるが、偏差が甚だしく、以下領主枡、下行枡の順となっている。

[小島 晃]

『宝月圭吾著『日本史学研究叢書 中世量制史の研究』(1961・吉川弘文館)』

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