主として中世において荘園(しょうえん)領主などが、相手方への領主米支払い、配分のために使用した枡。年貢米収納のための納枡(おさめます)に相対するもので、下用(げよう)枡ともいわれた。容量は納枡より少なく、納枡との差額を「交分(きょうぶん)」と称した。東寺(とうじ)の「下行枡」、醍醐(だいご)寺の「横斗(よこます)」、興福寺の「会所枡(えしょます)」などは有名である。なお、戦国期においては納枡や下行枡に対して、荘域を越えた地域単位の地域枡が多くみられ、加地子米(かじしまい)の計量などに使用された。
[小島 晃]
『宝月圭吾著『日本史学研究叢書 中世量制史の研究』(1961・吉川弘文館)』
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...