主として中世において荘園(しょうえん)領主などが、相手方への領主米支払い、配分のために使用した枡。年貢米収納のための納枡(おさめます)に相対するもので、下用(げよう)枡ともいわれた。容量は納枡より少なく、納枡との差額を「交分(きょうぶん)」と称した。東寺(とうじ)の「下行枡」、醍醐(だいご)寺の「横斗(よこます)」、興福寺の「会所枡(えしょます)」などは有名である。なお、戦国期においては納枡や下行枡に対して、荘域を越えた地域単位の地域枡が多くみられ、加地子米(かじしまい)の計量などに使用された。
[小島 晃]
『宝月圭吾著『日本史学研究叢書 中世量制史の研究』(1961・吉川弘文館)』
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新