納江村(読み)のうえむら

日本歴史地名大系 「納江村」の解説

納江村
のうえむら

[現在地名]三根町大字坂口さかぐち字納江

筑後川とこれに流入する開平江かいたいえ川に挟まれる低地に立地。水害激甚地であった。正保絵図に村名がみえる。佐賀藩の藩政期には、地米(年貢)は二二四石、全域が白石鍋島家の私領であった。

納江城は正安しようあん寺の寺域付近にあったといわれるが、遺構は認めがたい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android