紙烏帽子(読み)カミエボシ

デジタル大辞泉 「紙烏帽子」の意味・読み・例文・類語

かみ‐えぼし【紙×帽子】

紙で作った烏帽子陰陽師おんようじ法師などが神詣かみもうでにかぶる。幼童などが遊戯にも用いた。額烏帽子ひたいえぼし紙冠かみかぶり
近世の、紙製で漆塗りの烏帽子。
葬式のときに、近親者やひつぎ担ぎ役、または死者が額に当てる三角形白紙額紙ひたいがみ

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精選版 日本国語大辞典 「紙烏帽子」の意味・読み・例文・類語

かみ‐えぼし【紙烏帽子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紙で作った烏帽子。臨機に烏帽子の代用とする。法師などが神詣でにかぶり、幼童などが遊戯にも用いた。かみこうぶり。額烏帽子(ひたいえぼし)
  3. 近世の紙製漆塗りの烏帽子。
  4. 葬式の時に、近親者や棺かつぎ役が額に当てる三角形の白紙。死者につけさせるところもある。

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