紙魚(読み)しぎょ

精選版 日本国語大辞典 「紙魚」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎょ【紙魚】

  1. 〘 名詞 〙しみ(紙魚)
    1. [初出の実例]「披帙之処、自致紙魚之愁」(出典本朝文粋(1060頃)一三・勧学院仏名廻文〈慶滋保胤〉)
    2. 「かの紙魚(シギョ)がいふ所もゆゑなきにあらず。今の世に富めるものは、十が八つまではおほかた貪酷残忍の人多し」(出典:読本・雨月物語(1776)貧福論)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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