素海松茶(読み)スミルチャ

デジタル大辞泉 「素海松茶」の意味・読み・例文・類語

すみる‐ちゃ【素海松茶】

江戸時代の染め色の名。黒っぽい緑茶色。また、海松みる色。海松みる茶。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「素海松茶」の意味・読み・例文・類語

すみる‐ちゃ【素海松茶】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代の染め色の名。菫色(紫)を帯びた茶色とも、みる色(黒ずんだ萌黄)を帯びた茶色ともいわれる。
    1. [初出の実例]「素(ス)みる茶は、今時世間にはやり過て、我等がやうな粋中間の目にしみます」(出典浮世草子傾城色三味線(1701)江戸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android