素海松茶(読み)すみるちゃ

精選版 日本国語大辞典 「素海松茶」の意味・読み・例文・類語

すみる‐ちゃ【素海松茶】

〘名〙 江戸時代の染め色の名。菫色(紫)を帯びた茶色とも、みる色(黒ずんだ萌黄)を帯びた茶色ともいわれる。
浮世草子傾城色三味線(1701)江戸「素(ス)みる茶は、今時世間にはやり過て、我等がやうな粋中間の目にしみます」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「素海松茶」の意味・読み・例文・類語

すみる‐ちゃ【素海松茶】

江戸時代の染め色の名。黒っぽい緑茶色。また、海松みる色。海松みる茶。

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