紫平野(読み)ちくしへいや

日本歴史地名大系 「紫平野」の解説

紫平野
ちくしへいや

有明海沿岸の佐賀県から福岡県にまたがる平野の総称。有明海に面した佐賀県六角ろつかく川流域の白石しろいし平野から筑後川右岸までの佐賀県側低地を佐賀平野、福岡県側の有明海沿岸低地から矢部やべ川および筑後川中流域にかけての低地を筑後平野と称する。有明海沿岸の佐賀県鹿島市から福岡県大牟田市までの範囲と、背振せふり山地山麓の佐賀県鳥栖市、筑紫野ちくしの市から朝倉あさくら杷木はき町・久留米市を結ぶ三角形の北野きたの平野および矢部川流域までの南筑なんちく平野を含めると、東西約八〇キロ・南北約六〇キロに達するわが国有数の平野である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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