紫玉(読み)しぎょく

精選版 日本国語大辞典 「紫玉」の意味・読み・例文・類語

し‐ぎょく【紫玉】

〘名〙 むらさき色の宝玉。転じて、植物果実の熟れた状態をいう。
田氏家集(892頃)下・重陽後節題秋叢「蘭始応紫玉、菊粧猶未黄袍
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「全村郁李(いくり)で〈略〉白粉を吐いた紫玉紅玉累々、ぼてぼてと落ちて」 〔宋書‐符瑞志・下〕

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