細川中村(読み)ほそかわなかむら

日本歴史地名大系 「細川中村」の解説

細川中村
ほそかわなかむら

[現在地名]三木市細川町細川中ほそかわちようほそかわなか

平井ひらい村の北東に位置し、北西美嚢みの川を境に西にし村。中世は当地を中心とする一帯細川庄とよばれた。慶長国絵図に「細川ノ中村」とみえる。江戸時代は初め姫路藩領、元和三年(一六一七)明石藩領となる(「寛政重修諸家譜」など)。寛永九年(一六三二)上知され、正保郷帳には中村と記され幕府領で、田方四九六石余・畑方五九石余。元禄郷帳には「細川中村」とあり、高七五八石余。天保校訂紀氏雑録(日産厚生会佐倉厚生園蔵)に「細引中村之内」とみえ、細引は細川の誤りとみられ、延享元年(一七四四)から同三年まで当村の一部が大坂城代・出羽山形藩堀田氏領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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