細杷(読み)こまざらい

精選版 日本国語大辞典 「細杷」の意味・読み・例文・類語

こま‐ざらい‥ざらひ【細杷】

  1. 〘 名詞 〙 落葉などをかき集めたり、土をかきならしたりするのに用いる柄(え)の長い熊手。竹製、木製、鉄製などがある。木の葉かき。松葉かき。こまざらえ。
    1. 細杷〈和漢三才図会〉
      細杷〈和漢三才図会〉
    2. [初出の実例]「耰は摩田器也ぢゃほどに、田を平になすものぞ。こまさらいの様なものであるらうぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)賈第一八)
    3. 「木の葉天狗が木杷(コマザライ)で掻集め」(出典談義本・教訓雑長持(1752)一)

こま‐ざらえ‥ざらへ【細杷】

  1. 〘 名詞 〙こまざらい(細杷)温故知新書(1484)〕
    1. [初出の実例]「鉄(くろかね)の爪をならべ細攫(コマザラヘ)といふ物を拵らへ土をくだくに」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む