岩石学辞典 「細流痕」の解説 細流痕 干潟や海浜の細い流れによる浸食による溝[Twenhofel : 1950),あるいはフリッシュ(flysh)相に見られる溝[Dzulynski & Walton : 1965].ソール・マークの形態による分類の一つで,海浜における細流でできた小さい溝,またはそれを堆積物が埋めたキャストである.形態は風化すると,幅1cm内外のはっきりした細溝になる.泥岩の狭い隔壁で隔てられたやや高くなったキャスト.普通はやや湾曲し,多少とも平行する.フルート・キャストとの中間型も存在する[木村ほか : 1973]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報